2023-07-17
実家の不動産を相続したものの、空き家となってしまい、どうすべきかお悩みの方もいるのではないでしょうか?
空き家を放置して困らないためにも、維持管理のポイントや解決策について知っておきましょう。
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空き家を管理するうえで、何に気をつけなければいけないのでしょうか?
空き家を適切に管理しないでおくと、カビや害虫の発生や設備の劣化などを招き、資産価値が下がるだけでなく、所有者責任も問われかねません。
まず、カビの発生を防ぐために、定期的な換気をおこなうことが大事です。
建物の密閉状態が続くと湿気がこもり、カビの大量発生やシロアリの発生被害などを招いてしまうかもしれません。
次に、水道管の通水も定期的におこなう必要があります。
通水をせずに水道を放置すると、錆が発生して水道管の破裂を招くほか、悪臭が発生する原因ともなります。
また、空き家であっても、室内の掃除や庭の手入れなどの定期的な管理が必要です。
庭の雑草を放置すると害虫が大量発生しやすくなるなど、ご近所とのトラブルの種にもなりかねません。
手間がかかる空き家の維持管理は、管理会社に依頼するのも一案です。
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相続した家も、遠方であったり、忙しくて訪問できなかったり、という理由で、空き家のまま放置されることも少なくありません。
しかし、適切な管理をせず放置すると、所有者にさまざまなデメリットが生じます。
そのデメリットとは、所有者責任を問われるリスク、特定空き家に指定されるリスクなどです。
たとえば、空き家の壁が劣化し、倒壊して通行人を怪我をさせた場合、不動産所有者が責任を問われます。
また、2015年施行の「空き家法」では、近隣地域に深刻な影響を与える空き家を「特定空き家」に指定することができ、指定されると行政側が強制的な取り壊しができるようになります。
もし強制取り壊しとなると、空き家の所有者が解体費用を負担しなければならなくなります。
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空き家を所有し続けると、維持管理の手間のほか、所有者責任を問われるリスクもあり、固定資産税なども負担する必要があります。
よって、今後使う予定がない空き家の場合、不動産の処分を検討すると良いでしょう。
まず、空き家であっても、建物に資産価値があり、中古住宅として売れる場合は、売却を検討します。
空き家が老朽化している場合、建物を解体して土地として譲渡するという方法もあります。
空き家の売却には優遇税制があり、相続した空き家を取り壊して土地を売却する場合、譲渡所得から3,000万円の特別控除を受けられます。
空き家を所有し続けるには、適切な管理が必要となり、所有コストもかかります。
空き家のまま放置するデメリットも把握しつつ、適切な時期に処分方法を検討するのも一案でしょう。
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